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2021 / 09 / 02 15:09
辻徹さんの漆器
器而庵 辻徹 けんちん碗・根来(写真手前)
茨城県の大子町で大子漆の魅力を伝える活動を続けているのが、木漆工芸作家の辻󠄀󠄀󠄀󠄀徹さん。
元々、大子町は「漆の産地」であって「漆器の産地」ではなかったようです。
そんな中、漆かき職人の後継者不足に危機感を抱いた辻󠄀󠄀󠄀󠄀さんが、大子漆を100年先の未来に伝え残そうと、
漆の木の栽培、漆掻き、
現在、国内産の漆はたったの3%で大子漆もその中に入ります。
器而庵 辻徹 持ちやすいお椀
お椀の高台脇にくぼみがあり、指が入ってとても持ちやすいデザイン。
大子漆は、透明度、つや、のびの良さと世界一の品質を誇ります。
使い込むうちにどんどん艶が増し、色も透けてより一層鮮やかになっていきます。
国内漆は外国漆に比べて強度があります。
毎日使って漆器を育てましょう。
漆器の楽しみは、自然素材のものならではです。
かわせみやオープン当初から置かせていただいているミックイタヤさんと辻徹さんコラボ銀彩盃。
初めて辻徹さんを訪ねて大子町まで行ってきました。
器而庵、漆畑や工房の見学までご案内下さいました。
木工所のような広い工房では、 家具から器まで幅広く製作されています。
平安時代から伝統の人毛のはけや鯨の髭のへらなど今では入手困難
かわせみやでは、この他に器而庵のお箸や箸置きなど取り揃えています。