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岩瀬健一さんの器
岩瀬健一
昭和21年 東京に生まれる
昭和41年 松井康成先生に師事
昭和43年 辻清明先生、辻協先生に師事
昭和47年 八王子市に独立築窯
昭和60年 第8回 日本陶芸展入選、以降、入選多数
昭和61年~平成2年、平成4年~平成23年 松屋銀座個展
平成10年 大阪うめだ阪急本店個展、第45回日本伝統工芸展入選、以降、入選多数
平成18年 日本工芸会正会員に認定平成21年 菊池寛実記念 智美術館 第3回菊池ビエンナーレ展入選
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平成31年 日本民藝館展 日本民藝協会賞受賞
岩瀬健一 粉引しのぎ小皿
使い込むほどに味わい深く育つ粉引の器。
どんなふうに器が市だっていくのか想像するのも器選びの楽しさですよね。
削ぎ取られてできた山や縁に土色がみえます。粉引の白と相まってとても綺麗です。
白磁片口
先日日本民芸館へ日本民芸館展に行っていました。(2021年12月11日〜24日)
日本民芸館展では手仕事による伝統的な工芸品を中心に、日本各地で作られた新作工芸品の数々を展示販売しています。
同じ白磁のしのぎ鉢など、岩瀬さんの作品が入選されていました。
岩瀬健一さんの八王子にある山里の風情のアトリエに伺いました。
優しくおもてなししてくださる岩瀬さんと奥様。
昨年の柿傳ギャラリーの個展の作品や日常使いのものまで幅広く拝見させて頂きました。
かわせみやにも岩瀬健一さんの作品を置かせていだだくことになりとても光栄に思っております。
ぜひ、かわせみやでお手にとってご覧ください。
IIE Lab.のAIZU COTTON
先日、福島の会津にあるIIE Lab.さんの製作所に伺ってきました。
IIE Lab.は会津に400年以上受け継がれてきた伝統工芸品の“会津青木木綿”を使い、
日々の暮らしが愉しくなるアイテムを提案しています。
代表の谷津拓郎さんは東日本大震災からの復興をきっかけに、
およそ30年前に一度姿を消してしまった会津青木木綿の伝統の継承を始めます。
長い間眠っていた大正時代の織機をメンテナンスし復活させ、
当時と同じ製法を守りながら、手間暇惜しまず会津木綿を織り上げています。
また、色彩豊かなテキスタイルは、手織り時代から愛されていた色を資料から読み解き
会津らしい自然由来の色を意識しています。
元々は農村の作業着や普段着につかわれてきたため、汚れたら気軽にお洗濯もでき、
丈夫で使い込むほどに柔らかく風合いが増していくのも会津木綿の魅力の一つです。
AIZU COTTON STOLE
会津らしい色彩感覚を活かしながら織り上げられた製品は、糸の番手を太いものを使い
本数を多く設定したタテ糸にヨコ糸をしっかり打ち込む密な織り方で仕上げています。
首元がちくちくしないので、会津木綿のストールは男性の方にもおすすめです。
AIZU COTTON あずま袋
お買い物やお弁当袋、旅行の際の着替え入れ、バックインバックにも、様々な場面で重宝する最適なサイズ感です。
元を辿ると、あずま袋は江戸の庶民が発信したおしゃれなアイテムだったそうです。
この便利な袋が京都に渡った時、東からきた袋ということであずま袋と呼ばれるようになったとあります。
歴史と伝統が現代に続く会津木綿とあずま袋を掛け合わせた日用品、これからも日常に取り入れながら
大切にしていきたいですね。
AIZU COTTON かぐや包み
ボトルを入れると竹から出てきたかぐや姫のようにと名付けられたかぐや包み。
包んだ姿が可愛くて、帰りがけについついお酒を買ってしまいます。
ちょっとしたお呼ばれしたときや、新年会など、かぐや包みにお気に入りのお酒を包んで
持っていかれるととても喜ばれそうです。
IIE Lab.さんの商品を12月初旬からかわせみやで扱わせていただけることになりました。
ストール、ハンカチ、袋ものなど、実際に生地に触れていただき会津木綿の心地良さを
肌で感じていただけたらと思っていますので、気になる方は気軽にいらしてください。
秋の商品
西村光世作 青飯茶碗
西村光世さんのご飯茶碗で新米を!小ぶりなのでお子様にもおすすめです。
岩瀬健一作 白磁のしのぎ筒 面取り筒
シンプルさの中に考えられた造形美を感じます。フリーカップに花入など汎用性の高い器です。
岩瀬健一作 湯呑み
岩瀬健一さんは2019年に日本民藝館協力賞を受賞されたことのある素晴らしい作家さんです。かわせみやに作品を置かせて頂け、とても光栄です。
石原亮太作 ブリックバード
個展をされている時に一目惚れして、どうしてもうちに置きたいと思い念願叶いました。
石原さんは長崎波佐見で作陶されている作家さんです。
今回のブリックバードは友人に土を分けてもらって作られたそうで、土の柔らかさや温かみの感じる作品になっています。
今後、石原さんの作品が続々とかわせみやに並びますのでお楽しみに!
Ban inoue 蚊帳ショール
秋空の下、軽やかにショールを巻いてお散歩したくなります。
素肌に心地よい生地は、奈良で織られた「蚊帳」綿100%で気軽にじゃぶじゃぶ洗えます。
色は、山吹、つるばみ、銀鼠、藍、どれも自然で美しい色に染められています。
廣田硝子 ころんとまるい丸ちろり
ひとつひとつを硝子職人が手吹きによる作業で丁寧に仕上げています。
大塚雅正作 カップアンドソーサー
飴色釉薬が美しく、スリップウェアのような大胆なデザイン。コーヒーを一段と美味しくいただける逸品です。
辻徹さんの漆器
器而庵 辻徹 けんちん碗・根来(写真手前)
茨城県の大子町で大子漆の魅力を伝える活動を続けているのが、木漆工芸作家の辻󠄀󠄀󠄀󠄀徹さん。
元々、大子町は「漆の産地」であって「漆器の産地」ではなかったようです。
そんな中、漆かき職人の後継者不足に危機感を抱いた辻󠄀󠄀󠄀󠄀さんが、大子漆を100年先の未来に伝え残そうと、
漆の木の栽培、漆掻き、
現在、国内産の漆はたったの3%で大子漆もその中に入ります。
器而庵 辻徹 持ちやすいお椀
お椀の高台脇にくぼみがあり、指が入ってとても持ちやすいデザイン。
大子漆は、透明度、つや、のびの良さと世界一の品質を誇ります。
使い込むうちにどんどん艶が増し、色も透けてより一層鮮やかになっていきます。
国内漆は外国漆に比べて強度があります。
毎日使って漆器を育てましょう。
漆器の楽しみは、自然素材のものならではです。
かわせみやオープン当初から置かせていただいているミックイタヤさんと辻徹さんコラボ銀彩盃。
平安時代から伝統の人毛のはけや鯨の髭のへらなど今では入手困難
かわせみやでは、この他に器而庵のお箸や箸置きなど取り揃えています。
益子で活躍している作家の器
益子の陶芸家、笠原良子さんの特徴的なデザイン。
花文がほどこされた釉薬が美しい作品です。
飴釉花文リム皿 8寸 笠原良子作
優しく温かみのある花をモチーフとしたデザイン。
鮮やかなメインの一皿になりますね。
笠原さんの作品は高温で焼きあげているため、丈夫で食洗機も使用出来ます。
地釉輪花楕円皿 笠原良子作
栃木の那須烏山市で作陶されている南雲英則さんの灰釉緑抜片口。
宝石のような透明な緑色が片口鉢の中央に見られ、
天然の灰釉ならではの味わいがとても魅力的な器です。
灰釉緑抜片口 南雲英則作
ぽってりとした見た目と粉引の白の柔らかさから温かみを感じる作品。
粉引の器は「育てる器」とされています。
手間をかけ、使い込むことによって、生まれる変化をお楽しみいただけます。
粉引マグカップ 南雲英則作